本日もまた心と頭の話ですが、戦術を知る前にこれはとても重要なので是非読んでいただければ幸いです。
また、これは「スランプから抜け出す」「ゾーンに入る」考えにも通じているので参考にしてみてください。
これから色々なフットサルの知識を身に着けていく事により、上手く行かない時期があると思います。
それは今から説明する事と同じ現象が頭の中で起こっています。
例えば10m先に置いてあるマーカーにボールを当ててみよう!

①普通に蹴っていいよ!
②ものすごくゆっくりボールを蹴って当てよう!
①と②どっちがマーカーに当てやすいでしょうか?
きっと①だと思います。
何故か?
①は今まで体に染みついている感覚で蹴っているからです。
多分、何も考えないで蹴って当たると思います。
もう少し詳しく説明すると、体も頭もリラックスしていて、ボールを蹴る作業に対して阻害するものが無く自分のリズムで自然に蹴れるからです。
これが「オート」とか「ゾーン」と呼ばれるモノの簡単な仕組みです。
②が当てにくいのは何故か?
自然に蹴る作業に
「もの凄くゆっくり蹴らないといけないルール」※自然に蹴る作業を阻害する要因が加わるので、
自然から不自然な動きになり難しくなります。
これは置きにいって外す現象と同じです。
心の中では何が起こっているのか?
心理には2つの自分が存在します。
簡単に言うと「感覚派の自分」と「理論派の自分」

「感覚派の自分」
自然の動作でプレーする自分=考えなくても出来ている部分※トラップとか蹴るとか
「理論派の自分」
正解を理論で求めたい自分=「こうしてみよう」「さっきのは違う」「何で出来ないんだ」
実は皆さんが考えているこの行動は自分の自然な動作を阻害する要因なのです。
また「考えてしまう」のはプレーが遅れたり、固くなってミスが多くなります。
何で遅れるの?何で固くなっちゃうの?
自分の中で自然な動作を阻害し不自然になっているからです。
なるほど要は「理論派」の自分がプレーを邪魔をしているのか!
「理論派」を追い出した時の良い例を伝えます。
強いチームには考えてプレーしていてもドツボにハマり、逆に吹っ切れて・・・
「考えないでプレー」した方が「あれ?案外通用するじゃん!?」って感覚です。

ここからです。
吹っ切れて通用したが、負けてしまうのは何故か?
それは今の自分のプレーの器が小さいからです。
自分の感覚、感性は自分よりも低い相手なら通用するが、自分と同等もしくは上のレベルの相手には通用しません。
このプレーの器を大きくする為に、今後は戦術をお伝えしていきます。
最後に
最初に戻りますが、これから上手く行かない時期が襲来します。
それは今までの自分にない考えを自分に入れていくので、はっきり言って、
自分の中で不自然になるからです!
まずは、それをしっかり受け入れてイライラしないでください。
考えて上手く行かないのは、
自分の中の器を大きくしている作業が正常に働いているからです。
まさに上手くなる第一歩です。
スマートフォンのアップデータと一緒で、完了するまで上手く行かないでしょう。
アップデートが完了すれば、サクサク動くようになり新機能がつくのと一緒で、
今の自分の感覚にセオリーを外付けし、考えず自然に力を発揮できた時に、今よりもずっとフットサルが楽しくなります。
自然を大切にして、不自然を自然にしていきましょう。