今回はフットサルの戦術の話ではなく、試合中に「調子が悪い」時の解決方法をお伝えします。

調子が悪い種類
調子が悪いには入り方が2つあります。
・体のコンディション調整の部分
・心理的な部分

体のコンデションについては、しっかり各自で行うものとして、心理的な部分をお伝えします。
心の中で起こっている事
極端な例で書きますが、アップで調子がよかったのに、試合になったら調子が悪かった。
こんな事ありますよね。
まず、ここで起こるのは「調子がよかったに、何で調子が悪いんだ!?」「やべー今日は調子悪いは」と考えてしまう事でしょう。

以前「心を理解する」でも書きましたが、この「何で調子が悪んだ?」と考えてしまう事が、
自分の自然なプレーを妨げている要因になります。
「何で調子が悪んだ!?」→ミス→「挽回しなくちゃ」→空回り→「パスミスした、トラップミスした」→自信損失→「プレーするのが怖い」もしくは「イライラ」
ざっと上記の様になりますが、これってプレーをするのに必要な考えでしょうか?

上記はゴールを奪う、ゴールを守る為に必要な考えでしょうか?
普段考えていないモノを考えてしまうので、自分の中で不自然が発生しています。
また「必要が無い考え」に「考え」が支配されています。
必要の無い考え(容量)は排除して、ゴールを奪う守る為の考え(容量)を増やしましょう。

解決策
では、どうしたらいいのか?
基本的に調子が悪いと言うか、自分で調子が悪いと思っている選手は「自分を過大評価」もしくは「理想が高い選手」が多いです。
簡単に書くと自分自身を履き違えている選手です。
「俺にはあれが出来る」「これが出来る」「これしたい」確かに出来る部分もあるでしょう。
上記が何かのタイミングで理想のプレーが出来なかった際に、自分の中のリズムが狂いだし精神面で「調子が悪い」のスパイラルに陥ります。
しかし、自分で調子を悪いと思っているだけで、周りから見たらそんなに大差ありません。
1人でイライラしているだけです。
このイライラの考えが自分だけにフォーカスしているので、周りが見れない現象が起こります。
これが味方とパスが合わなくなる現象に繋がります。

そんな時は「うん!今日は調子が悪い!」と素直に認めたり、「自分のプレーの設定値」を下げましょう。
人はイライラしている時は何かを受け入れられていない時です。
逆に言うと、認めてしまえば楽です。
認めた上で自分が出来る事をまずしてみましょう。
自分が出来る事って?
ボールを「止める」「蹴る」「走る」のシンプルな作業です。
チャンスは作らなくて大丈夫です。
自分とその次の人ではボールをとられない様にする=ピンチを減らす。プレーをしましょう。
設定値を下げクリアすると、自分自身に余裕が生まれます。
余裕が生まれる=フォーカスが自分ではなく周りに向きます。

「余裕が出来る」「周りが見れる」=「良い考えが浮かぶ」「良い選択肢を拾いやすい」のサイクルが生まれ、いつも通りのプレーが出来る可能性が上がります。
「イライラ」の負の精神状態ではなく、良い精神状態で試合に挑む事が出来る様に「認める素直な心」を磨いてください。
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