今回はフットサルのディフェンス時のマークの受け渡し方について説明させていただきます。

このお話は以前もお伝えいした「ミックスディフェンス」の基礎になります。
このマークを受け渡す事によってDFラインの頂点を保つ事が出来、相手に圧をかけやすくなります。

上記の様にDFラインを保てるなら保てた方が良いですが、
逆に受け渡しが曖昧になるとピンチになりやすいです。

曖昧が一番よくないのでチームによって以下の条件を設けていると思います。
①「マンツーマンディフェンスにしよう!」
②「ゾーンディフェンスにしよう!」
③「ラインを設定する」→例えばハーフから

④「後ろからしっかり声をかける」→「マークもらうよ!」

これ全部正解です。
しかし、これが条件1と2ではありません。
では、実際にマークを綺麗に受け渡せる時の条件って何だろう?

条件1
試合中に貴方が綺麗にマークを受けた時の事を思い出してみましょう。
貴方はしっかりと絞っている時がマークを受け取れているはずです。

これはボールラインよりも下がり、しっかり「準備」が出来ているから「絞れる」
絞れているから前の風景を把握でき「指示が出せる※声をかけられる」から受け取れる条件を整える事が出来ます。
※イプシロンはこれの応用になります。

条件1は「準備」をする事からです!
この「準備」さえ出来ていれば、ライン設定をする必要は無く綺麗に受け渡しを行う事が出来ます。
では、「準備」って具体的に何?
この準備にも項目が存在します。
「準備」をするには「攻撃から守備への切り替え」です。
「切り替え」たら「ボールの位置を確認」しましょう。
ボールが近いのか?遠いサイドにあるのか?
「近ければアタック」

「遠ければ絞る」となり「絞れば」カバーリングもマークを受け渡せる準備を行う事が出来ます。

条件2
「ハマるまでマンツーマンディフェンス」「ハマったらゾーンディフェンス」の言葉を覚えておきましょう!
以前にお伝えした「ディフェンスの基礎」や「ミックスディフェンス」で、
1stDFがボールホルダーとの距離が遠いと相手に選択肢を多く与えてしまい、
その他のDFはカバーリングし辛く後手になりがちです。

これはマンツーマンでついて行きましょう。
しかし、相手のプレーエリアを狭める事が出来れば、マンツーマンでついて行く必要が無く、
これはDFラインを保つ事が出来ます。

これはゾーンに切り替えましょう。
条件2は上記の様に「ハマったらゾーンに切り替えてマークを受け渡す」です。
この2つの条件を意識すれば「ライン設定」や「声掛け」をしなくても、
「どこからでも」「どのタイミングでも」受け渡しを行え、
DFラインを保ちやすくなりますので、是非試してみてください。
余談
上記の二つの条件を考えずに意識する方法があります。
それはマンツーマンディフェンスやミックスディフェンスで説明した
「ディフェンスの3ラインの構築」になります。

どこにボールがあっても、しっかり1stDFが寄せる、2ndDFがカバーする、3rdDFが余ったスペースをカバーする。

このディフェンスの3ラインを構築しようとすれば、
構築しようと準備し→準備すれば前の風景を把握出来→把握できるから受け渡しの判断出来るので、
意識して練習してみてください。
