本日は上手いけど結果が出せない選手の第4弾で、監督さんもしくはキャプテンに送るそんな選手への対処法をお伝えいたします。
まず、上手いけど結果が出せない選手は残念ながら、ここまで読む方は少ないと思います。
それは今までお伝えしてある通り、コンフォートゾーンから抜け出せず、自己防衛で
「くだらね~」「知っているし」と思ってしまい自分の弱さから天然で逃げたり、
読んでいたとしても捉え方が違うのでフィルターが邪魔をしてネタとしか思っていないです。
これ結構、深刻ですが完全に心の病に気づいていない、気づいても改善出来ないメンヘラですね。

それでは対処法をお伝えいたします。
対処法
これまでお伝えしている選手は、例えば監督やキャプテン発信の戦術を言ったとしても、
「感情論での否定」や聞いていたとしても「捉え方が違う」のでフィルターが邪魔をし
「チームのベースが出来ない」選手が多く、
「暴君」や「理想で蹴りたい自分勝手な選手」=チームと合わないに繋がってきます。

この手の選手に対しては「承認欲求」と「自己防衛」を逆手にとり、
監督もしくはキャプテンは、
操られているようで、操っているポジショニングをしましょう。

例えば、ほんのりチームの主導権を本人に渡してみましょう。
「お前だったらどうする?」「どうしたい?」
この手のタイプは聞かれると「承認欲求」や「自己防衛」から色々な意見を言ってきます。

監督は「それ良いね!」「それやろうよ!」とほんのり主導権を渡します。
主導権を渡しチームとして結果が出ればオッケーです。
結果が出ない場合
結果は偶発的なものもありますが、基本的に必然の要素がいくつも成り立ち出来上がります。
この手の選手はこれが分かっていません。
例えば
ここでちょっとひねくれている選手なら
「何で上手く行かなかったんだろ?」と考え要素を探しに行きますが、
深刻な選手は「突然言われても出来るわけないし!」と自己防衛に走ります。

そんな選手には「ごめん、突然だと出来ないよね。」「どんな練習したい?」と練習メニューも託します。
この手のタイプは「自己防衛」から自分の立ち位置を守りたいのとカッコいい横文字が好きなので、
例えば「クワトロをやります!」とそのレベルには難易度が高い練習をするでしょう。
ある程度の形は出来ると思いますが、結果は出ないと思います。
クワトロはボール回しの複合系であり、
まずエントラからの1,2,3を理解しなければ効力が薄いただの形だけになり、
攻撃のスイッチが入れられず横パスを狙われまくりで出来ないです。
ここで、「クワトロ最強なのに何で出来ないんだ?」と考えさせる事が大切です。

前文で「結果はいくつもの要素から成り立つ」と記しましたが、
クワトロもそれ以外の事もいくつもの要素が合わさり成り立ちます。
「今、自分が考えている戦術の結果が出ない」
↓
「練習だと上手く行くのに、試合だと出来ない」
↓
「練習と試合は何が違う?」「DFがいる、いない」「プレスが強い弱い」
↓
「DFをつけてボール回しの練習をしていないから」
↓
「それでも上手く行かないのは何で?」
↓
「状況判断出来ない」→「状況判断するには?」
↓
「体の向き」
↓
「止めて蹴る」が出来ないからか!!
と段階を掘り下げる作業になります。
この掘り下げて考える事が重要で、この要素が全て当たり前に大切な事なのです。

そして自分主導で考えさせる事により、
今まで何かに責任転換し逃げていた自己防衛から
「自分の立場を守る」自己防衛に変換させます。

この自己防衛を利用し「責任感」を植え付けます。

自分の立場を守りたい事からこそ「何で出来ないんだ?」と出来ない事実を受け入れ、
どんどん掘り下げ、当り前の事の大切さを知る作業を繰り返し行うようになります。

この作業が自然に行えるようになれば、人から言われなくても、自分で気づく選手になります。
「当り前の事を捉える力」「受け入れる心」いい意味の「素直さ」を持つことで、
自分、チームが不調な時や相手のレベル関係無しにベース(当たり前の事)に立ち返れる事が出来るので、
暴君もしくは萎縮せず、浮き沈みが少なく結果をコツコツ出せる選手になります。

これが以前お伝えした「フットサル【試合中に「調子が悪い」時の解決方法」に繋がってきます。
是非、自分主導で考えさせてみてください。