いよいよクワトロの説明に入ります。
よく耳にするクワトロ。
簡単に説明するとお椀型で回す形になります。

クワトロを練習するチームが多いと思いますが、練習する必要はありません。
フットサルの原理原則が解っていれば勝手にクワトロになります。
原理原則って何だろう?
今まで伝えたエントラ、1、2、3、旋回(ヘドンド)を使って簡単に説明します。
そもそも、強靭なピヴォがいるなら3‐1の形で回しましょう。
※高い位置が簡単にとれるならクワトロをする必要が無い。
ここからがクワトロの話になります。
例えば
3-1の形から
■相手のプレスがきつくてピヴォが高い位置を取れない場合
■何かの流れで張れない人がピヴォの位置にいる場合

例えば空いているスペースに2・ジャゴ抜け

え!?それ3-1の話しでしょ?
ここからクワトロになります。
Aが2・ジャゴ抜けした事によりフットサルの原理原則である縦、横、斜めのパスコースが出来る。

縦、横、斜めのパスコース通らない時


ここで攻撃がやり切れなかった場合
例えば、Aがやり直しを選択してみましょう。

あれ?
クワトロ型になってる。
エントラからの1・ワンツーで例えてみましょう。

あれ?やっぱり!クワトロ型になってる。
エントラからの3・パラで例えてみましょう。
少し気分を変えてピヴォがいないサイドCにパスをした場合

ピヴォがいるサイドBにパスをした場合

やっぱり・・・勝手にクワトロになってる。

さっきの説明の動き方・・・以前伝えた何かに似てる。

旋回になる
旋回(ヘドンド)ですね。


エントラを狙って行けば
このように3-1でも旋回でも誰かがエントラをすれば
クワトロは発動しやすくなります。
だからエントラからの1.2.3をしっかり読み、フットサルの原則である縦、横、斜めを理解しなければなりません。


クワトロ型になったら
じゃーこのクワトロ型になったらどうする??

Bが縦か横にパスを出してエントラした場合

選択肢が多い
Cがエントラした場合

こちらも選択肢が多い
ちなみにこのCが先にエントラする形・・・
何かに似てる。

ダイヤゴナルランとショートピヴォですね。

クワトロはその他に
縦ブロ、ボランチの組合せもありますが、ここからは自分で考えてみよう。
余談
クワトロはクワトロの形を作ろうとしてやるのではなく、
あくまでゴールをとる過程の中で勝手にクワトロになっています。
よく形に拘って、出来ないチームはまさに形に拘り過ぎて、パス回しだけで本来の目的である「ゴール」を見失っています。
じゃーどうすれば良いのか?
上の説明の様にエントラからの123、旋回から何を選択しても
クワトロ型になりえる(誰がどの様にしてエントラを狙っていくかによってクワトロになる形が違ってくるだけな)ので、
まずは、エントラからの123を理解しましょう。
「マジよく解らない」「何を言っているの解らない」って人は
最初から(Offense①からOffense⑥を)順にゆっくり読んで、下記の事を実行してみてください。
「出したら抜けよう」←流動的にしたいから
「何も思いつかなかったら123しよう」←効率的に抜けたいから
「パスがもらえる所に動こう」←シンプルにチャンスかサポートになる
「チャンスがあればドリブル、シュートしよう」←パスだけで崩れるチームは強くありません、ドリブルやシュートがあるからパスが通ります。
今 理解出来ない人は迷わず上記の事をしてみましょう。
そして、いつかその状況を感じて理解してください。
理解出来ている方は、
「判断の能力の速さ」を磨き「感じて実行 出来る能力」を習得しましょう。
最後に何をやるにも
「エントラからの123」が基礎であり、「止めて蹴る」を疎かにしない、「ドリブル」「シュート」が出来る選手は「形に囚われず」その状況になったらしっかり勝負する事です。
クワトロの練習方法
フットサル戦術【クワトロ】多彩な攻撃が魅力 クワトロのシュート 練習 その1
フットサル戦術【クワトロ】多彩な攻撃が魅力 クワトロのシュート 練習 その2
フットサル戦術【クワトロ】多彩な攻撃が魅力 クワトロの練習 その3
フットサル戦術【クワトロ】多彩な攻撃が魅力 クワトロのシュート練習 その4