本日はクワトロの練習方法その3で前回までの説明でいずれかのサイドで崩せない、また逆サイドに展開した場合でも崩せなかった際のやり直しのパス回しをお伝えいたします。

このメニューはアップで5分程度でOKです。
※その分、形からのシュート練習や対人メニューを増やしてください。
練習方法
イメージが付きやすいようにクワトロの4‐0と言う形を作り配置してください。

0(ゼロ)の回し
②OF Bが抜けたスペースにOF Cが入る

④OF Aが抜けたスペースにOF Dが入る

上記の動きを繰り返します。
0(ゼロ)の応用
慣れてきたら底辺のいずれかの選手が縦パスを入れ、エントラで入ったOFとパス交換して組み立ててみてください。
①OF Bが縦パスを入れる
②OF Aがエントラ

③OF CとOF Aがパス交換
④OF Aがジャゴナウで抜ける

⑤OF Dがスペースに入るの
⑥OF CはOF Bにパスを出す
元に戻るパターンも

意識する事
ただ決められたルートでボールを回しているだけではなく、必ず全体を見て(目を合わせる)、シュートまでのイメージ(ここでボールが来たらドリブル突破やウンドイス出来る等)をして多くの選択肢から直ぐに選択出来る様に意識してください。

またコツとしてはコートを縦に4つのレーンに分け、各レーンに1人が入る(複数人入らない)ように意識をしてください。

クワトロゼロの練習を行うと解り易いですが、誰かが自分にレーンに入ってきたら、空いているレーンに移動する事でバランスがよくなります。

応用の回し
0(ゼロ)の回しが慣れてきたら応用のボールを回しも行ってみましょう。

ルール
底辺になる2枚が横パスか縦パスでエントラを判断する。
1・底辺の人がボールを横にパスしたら自分がエントラ

2・底辺の人が縦にパスをしたら、隣の人がエントラ


実践
それでは実際に行ってみましょう。
①OF Bが横パスを出してエントラをする
②OF AがOF Dにパスを出す

③OF DがOF Bがパス交換
④OF Bがパラレラで抜ける

⑤OF DはOF Bが自分のレーンに入ってきたのでドリブルで隣のレーンに移動する
⑥OF AはOF Dが自分のレーンに入ってきたので隣の空いているレーンに移動する
元の形に戻る

⑦OF DがOF Bに縦パス
⑧OF Aがエントラをする

⑨OF BとOF Aがパス交換
⑩OF Aがパラレラで抜ける

⑪OF BはOF Aが自分のレーンに入ってきたのでドリブルで隣のレーンに移動する
⑫OF DはOF Bが自分のレーンに入ってきたので隣の空いているレーンに移動する
元の形に戻る

これを繰り返します。
余談
クワトロは「誰が?どこから?エントラするか?」「ディフェンスはどう対応するのか?」によって回し方が変化します。
他には「ヘドンド※旋回」や「3onライン」から入るパターンもあります。

入り方や回し方も多くありますが、結局は起点が高いの?低いのか?の違いなだけで、本質的なボール回しは何も変わりません。

4‐0の形を作ると言うよりは、しっかりエントラからの1(ウンドイス),2(ジャゴナウ),3(パラレラ)の仕組みを理解すれば勝手にクワトロになりますので、ボールが貰える所に動いてみてください。
この仕組みを理解する事が出来れば、考えずとも感じてプレー出来る様になります。
考えないでプレー出来ると言う事は「心を理解する」でもお話しましたが、自分のプレーを阻害する要因がなくなるので、スムーズにプレーをする事が出来ますので練習で試してみてください。
クワトロの練習方法
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