今回はフットサルで最大の得点項目であるファー詰めその2についてお伝えいたします。
ファー詰めの得点が少ないチームは参考にしていただけると幸いです。
前回の説明で「ファーにポジショニングする人」と「ファーにシュートパスを送る人」高い位置に最低2人の構図が解りました。

最初から2枚高い位置にいたらダメなの?

フットサル戦術【アラの駆け引き!】この動きがヘドンドに繋がる!でもお話しましたが、
最初から使いたいスペースには入らない。
勿論、前の二人の破壊力が高ければ前に2枚配置でもOKです。
しかし、最初から高い位置に2枚いるとDFは待ち構えてDFする事が出来ますので、
自分からスペースを消している+DFの視野に入った状態になり、
DFは対応しやすく強引なファー詰めを起こす事は出来ますが、可能性は高くありません。

ファー詰めって「あっ!?」とした瞬間にやられると思いますが、
その「あ!?」を起こしやすくするカラクリを説明します。

システムに置き換える
今までの話をシステムに置き換えてお話します。
よく裏で「3枚作れ!」の3-1システムや4-0システムは何であるのか理解しましょう。

これは相手を引き付けて裏のスペース狙う+ピヴォ当てをする際やサイドにボールがある場合は
DFがボールウォッチャーになりやすく、フリーで動きやすくなる目的があります。
これが「あ!?」とした瞬間にファー詰めをやられるカラクリの一つになります。

3-1の場合
ピヴォに収まりそうな時
DFがボールウォッチャーならフリーで動ける

アラ(特に仕掛けられる人や仕掛けられるタイミングの時)にボールが渡る時
DFがボールウォッチャーならフリーで動ける

4-0の場合
アラ(特に仕掛けられる人や仕掛けられるタイミングの時)にボールが渡る時
DFがボールウォッチャーならフリーで動ける。

上記の様に「ファーにポジショニングする人」と「ファーにシュートパスを送る人」高い位置に最低2人の構図を作る事が出来ます。

これは以前お話したミスディレクションの応用になります。
まとめ
「上記の説明って結局コツ1の話しと一緒ですよね?」
そうです!システムが少し明確されているだけで、やっている事は変わりません。
まずはシンプルにコツ1を行い、ファーに入る感覚を養ってください。
崩し方とかを知らなくてもファー詰めで得点を奪う事が出来ます。
ファー詰めのポジショニングのコツは以前お伝えした
フットサル【カウンター】3対2の基本 ゴールの確率がアップする!に書いてあるので探してみてください。
コツ1でファーに入る効果と大切さを覚え、コツ2のシステムを理解する事で、
「この状況になったら味方が仕掛けられる」
「この状況なら縦パスが入る」
「この状況になったら相手はこうなりやすい※相手の視野や行動」の攻撃のイメージを持つ事で、
ファー詰めを効率化しゴールの可能性をより上げる事が出来ますので、是非試してみてください。