【フットサル戦術】3つの動きで上手くなる「フットサルすべての動きの基礎」
今回はフットサルの戦術において最も基礎的で、とても大切な動き方を説明します。
フットサルを始めたばかりの方や、サッカーはしているがフットサルチームに勝てないチームは、今回の動きを参考にしてみてください。
また、この基礎的な動きは「フットサルオフェンス戦術の始祖」とも言われ、
今後説明する様々な戦術に発展する大切な動き方ですので、是非取り入れてみてください。
【フットサル戦術】競技の特性を理解しよう。
フットサルの競技特性の説明をします。
攻撃の際にフィクソ(後ろの選手)で「ボールを持ちすぎたり」「パスを出して抜けない」とディフェンスに狙われチーム全体的にハマりやすくなります。
これがフットサルのオフェンスの第1関門と言っても過言ではないです。
サッカーチームがフットサルチームに勝てないのは、まずここにあります。
では、どうしたら良いでしょう?
簡単にお話すると「ボールを捌いたら抜けましょう!」
「でも...どこに動いたら良いの?」
今回はそんな疑問にお答えいたします。
※この動きを取り入れるだけでチームが激変します。
フットサルの最も基本的な動き方(0・エントラ)
フットサルにはエントラ(エントラリーニャ)と言う動きがあります。
この動き方はフットサルにおいて最も基本的な動きですが、
この「動き」・「目的」があるからこそ、様々な戦術に繋がる大切な動きなので、まずはエントラを覚えましょう。
※エントラを簡単に説明するので、味方PIVO※ピヴォ(前の選手)は除きます。
PIVOを除くと自分の前のスペースに中央のゾーンと外のゾーンがあります。
自分がボールをもらった時にシュートが入りやすいゾーンは中と外どちらでしょう?
普通、中の人が多いと思います。
それでは、パスを出したら中のゾーン目指してランしてください。
これがエントラ(エントラリーニャ)と言われるフットサルオフェンスの戦術において最もベースとなる動きで、今から説明する3つの動きに繋がっていきます。
【フットサル戦術】1つ目の動き(1・ウンドイス※ワンツー)
「エントラわかりました!」
「よしやってみよう!」
しかし、自分のマークがついてきたら!?
相手も中のスペースを使わせたくないので、ついてくる時もあるでしょう。
でも焦らなくて大丈夫です。
中のスペースが無くなったら、外のスペースが空きます。
ここではウンドイス※ワンツーを選択しましょう。
これが1つ目の動きウンドイスです。
【フットサル戦術】2つ目の動き(2・ジャゴナウ)
しかし、自分のマークがウンドイスを警戒して中を切ってきたら?
そんな時はもう一つの外のスペースを目指しましょう。
これが2つ目の動きジャゴナウです。
【フットサル戦術】3つ目の動き(3・パラレラ)
エントラ、ウンドイス、ジャゴナウを手にしたので、やってみましょう。
しかし、自分のマークがジャゴを警戒してついてきたら?
これも、簡単です。
空いている違う外のスペースにランしましょう。
※勿論 動いている途中で中のスペースも使いエントラ、ウンドイスでも大丈夫です。
これが3つ目の動きパラレラです。
【フットサル戦術】エントラから3つの動きを合わせる
エントラを狙って、相手がついてくる。
だからワンツー!※0から1の動き
↓
ワンツーを狙って、相手が中切。
だからジャゴ!※1から2の動き
↓
ジャゴを狙って、相手がついてくる。
逆サイドが空くのでパラ!※2から3の動き
フットサルは基本的にエントラリーニャから、
この1,2,3の順番で動けばOKです!
ポイント
エントラ(0)、ワンツー(1)、ジャゴ(2)、パラ(3)の
最初の動きだしは全て一緒で、さらに上の図の様に1、2、3の組み合わせは自由です。
0から、1、2、3の動きだしが一緒と言う事は、
相手DFはこっちが何をしてくるのかわからず、
相手より優位に立つ可能性が上がります。
ピヴォがいる場合
今度は少し試合を想定して、味方ピヴォを置いてみましょう。
ピヴォがどちらか外のサイドにいる場合。
どこのスペースが空いているでしょう?
「OK!何となく理解出来ました!」
では、今度は味方Cにパスを出した場合は??
これも一緒ですね。どこのスペースが空いているでしょう?
【補足※ピヴォの位置】
「上の説明だとピヴォがサイドに流れてない?」
「中央じゃなくて良いの?」
中央で張れる強靭なピヴォがいるなら、中央にいても構いません。
逆に張れないピヴォは中央にいるよりは、縦に起点を作り、味方の為に中のスペースを作ってあげよう。
この様に、1つの動きから様々な攻撃に発展する事が出来るので、
是非エントラ(0)からのウンドイス(1)、ジャゴナウ(2)、パラレラ(3)取り入れてみてください。