【フットサル戦術】エイト「王道にして最強のエイト極めろ」
今回はフットサル戦術の王道にして最強の「エイト」を図でご説明します。
【フットサル戦術】エイトとは?
後ろ3人と前線に1人のポジショニングで、
後ろの3人が「8の字」に動き、4人で得点を奪うフットサルの攻撃戦術です。
はじめに
そもそも何かのチーム戦術(例えばエイト)を行おうと思って、
「エイト」をするわけではありません。
大切なのは、最初にお伝えした
「【フットサル戦術】3つの動きで上手くなる「フットサルすべての動きの基礎」」を
まず目指してください。
しかし、上記の縦に抜ける動き「エントラからの1、2、3」が出来ない時があります。
縦に抜けられない状況とは、どんな時でしょう?
下記の様にボールホルダーがプレスをくらっている時です。
こんな時は縦には抜けず、横に抜けましょう。
ここからが「エイト」の片鱗の説明になります。
エイトの中身はデュアリダ(二人組の関係)だ!
簡単に説明するので、最初はピヴォをはぶきます。
上記の図で説明した「縦に抜けると厳しい状況」を「横に抜ける」事で、
局所的に数的優位(2対1)を作る事が出来ます。
この状況で何が生まれるのか?
デュアリダのウンドイス※ワンツーが生まれます。
そもそもパスを繋ぐのが困難な場合は?
ブロック&コンテニューが生まれる。
その他の「横抜け」として「カーテン」
「オーバーラン」もあります。
上記の通り「エイト」の片鱗はデュアリダで出来ています。
まずはしっかりデュアリダを理解することで、
相手DFが何をしてきても上記で説明した「何か」を左右で選択すれば大丈夫です。
このデュアリダの複合がフットサルの王道で最強のボール回しである、
8(エイト)の正体です!!
このデュアリダの繰り返しで、相手DFがどこかで隙を見せたら、
ドリブルで勝負、ウンドイス、パラレラ、ブロック&コンテニュー、オーバランで
ディフェンスラインを突破出来る可能性が上がります。
ピヴォを入れた説明
上記の説明のオフェンスの3人でオフェンスラインを上げられるからこそ、
「ピヴォ」は高い位置をキープ出来ます。
このピヴォが高い位置をキープ出来るからこそ「エイト」は破壊力が増します。
この高い位置をキープしたピヴォに当てるには、
左右のデュアリダにの組み合わせに「シス」を組み込みましょう。
サイドでデュアリダを行い、隙があればダイレクトでピヴォ当て
これが「シス」です。
「シス」が怖いからDFはピヴォ当てをされないように、間を閉めます。
ピヴォへの門を占めるからこそ、サイドのスペースが開くので、
「ドリブル突破」「パラレラ」「オーバーラン」が生まれます。
サイドにピヴォがいた際は、オーバーランでピヴォ当ても出来ます。
上記の説明の通り、「エイト」には多くの選択肢があり、
王道にして最強の攻撃戦術です。
余談
「エイト」には色々と崩し方はありますが、
深く考えると上記の説明の動きになります。
フットサル特性的に、
パスを出して「動かない」「抜けない」と相手DFにハマりやすくなる。
逆に言うと、パスを出し自然にボールがもらえる所に動けば、
ハマりにくく「何かしらの動き」になります。
試合では状況を感じて、自然に上記の動きを発揮出来るように、
練習で沢山考え、チャレンジしてください。
セオリーに囚われず、仕掛ける時にはしっかりドリブルやシュートを仕掛ける!
臨機応変に楽しくプレーしてください。
また、8(エイト)は皆さんも大好きなクワトロに繋がっている戦術なので、
是非、8(エイト)をチームで試してみてください。