【フットサル戦術】ラプトル「カウンターを阻止し逆カウンターを仕掛けろ!」
今回はフットサルの戦術「ラプトル」について図を使ってご説明します。
【フットサル戦術】ラプトルとは?
ラプトルはラテン語で「略奪者」を意味します。
どんなプレー?
ラプトルは攻守の切り替えの攻撃から守備の意識の一つのプレーです。
例えば前線へのパスが相手に奪われました。
この瞬間にディフェンスは何もしなければ、相手のカウンターになります。
ラプトルはこの奪われた瞬間にボールを奪いに行きます。
ここでボールを奪う事が出来れば、逆カウンターを仕掛ける事が出来ます。
具体的には?
例えばピヴォ当てし、ピヴォ当てに絡む選手がいると思います。
しかし、このピヴォ当てに絡んでいる途中でボールを奪われる事もあります。
インターセプトしたディフェンス青Dがこのボールを
「ダイレクトで味方に繋ぐ」もしくは「ワンタッチで良い所にボールを置く事」が出来れば相手はすぐにカウンターに移せます。
逆に「ダイレクトで繋げない」もしくは「ワンタッチで良い所にボールを置く事」が出来着なければ、相手は完全にはボールを保有していない事になります。
ラプトルはこの相手がボールを完全に保有していない状況でボールを奪いに行き、
相手のカウンターを瞬時に防ぎ、逆カウンターを起こします。
ラプトルの守備の方法
ラプトルは1人でボールを奪う意識は勿論、チーム全体で意識しましょう。
1人でボールを奪えればOK!
1人でボールを奪えなくても、その後ろの選手は絞れたコースを対応します。
1stディフェンスが剝がされても、
限定されたコースを2ndディフェンスが対応しボールを奪います。
2ndディフェンスが剥がされても、
さらに限定されたコースを3rdディフェンスが対応しボールを奪います。
この様に集団でボールを狩りに行きます。
ラプトルのメリット
ラプトルを意識する事で、
プレー的に「相手のカウンターを防ぎ、逆カウンターを起こしやすくする」のは勿論、
メンタル的には「前線へのパスが通ればOK!途中で奪われてもラプトルがある!」と言う事は、強気の縦への意識が多くなり、攻撃に厚みをもたらす事が出来ますので、
是非ラプトルを試してみてください。