フットサル【2対2の練習】複合系で「判断」・「修正速度」を上げる練習
フットサルの2対2の目的別の練習メニューをお知らせします。
今回はフットサルディフェンス戦術のベースで大切な
「判断」と「修正能力」を向上させる練習をお伝えします。
この「判断」と「修正能力」は引いた守備、前からの守備(前プレ)における
マンツーマンディフェンス、ゾーンディフェンス、ミックスディフェンス全てにおいて
必要不可欠な要素なので是非練習してみてください。
フットサル【2対2の練習】2対2+2ピヴォ改のグリッド
グリッド:7m~10m×14m~20m
※練習参加人数が6人いれば行えます。
コーチもしくは余りのメンバーがいれば中央でボールを配球する。
6人ピッタリの場合はボールがグリッドから出たら
ピヴォ役からボールを配球してください。
プレー時間
2分~3分or5点~10点
ルール
以前お伝えした2対2+2ピヴォと大体一緒ルールです。
違う所は、
①オフェンスはパスを出したピヴォと交換する。
・パスを出したオフェンス(青A)がピヴォの位置に入る。
・パスを受けたピヴォ(緑B)がオフェンスになり青Bと一緒に攻める。
その他のルールは以下の取り2対2+ピヴォと一緒です。
②オフェンスはボールを近くのピヴォにバックパスをする。
ピヴォからパスをもらったオフェンスは逆のピヴォを目指す。
※バックパスは1回のみ
③逆のピヴォに当てたら1点
④オフェンスはボールを奪われたら直ぐにディフェンスになる。
⑤ディフェンスはピヴォへのプレスは無し
※ピヴォからのパスをインターセプトはOK
⑥ディフェンスはボールを奪ったら、
近くのピヴォからリーターンパスをもらい逆のピヴォを目指す。
⑦ピヴォからピヴォへのパスは無し
⑧ピヴォ役はボールを4秒しか保持出来ない。
※4秒たった場合は攻守が変わる。
⑨ピヴォ役はゴールラインを自由に動ける
⑩ボールがコートから出た場合がサーバーから配球する。
点数が多いチームが勝ち。
意識する
【オフェンス】
①試合中にピヴォに絡むイメージを常に持つ。
オフェンス(青A)はピヴォ(緑B)にパスをしたら、
試合中の「ピヴォ当て」と一緒の意識でランニングをしてください。
②状況把握と判断を磨こう。
オフェンスはピヴォ当てをしたら味方が変わるので、
しっかりお互いの「状況を把握」しておく。
誰が味方?どの位置にいる?
※パスを受けたピヴォはディフェンスが整っていなければ早い攻撃を仕掛ける。
③シンプルな攻撃を念頭に置いてプレーをする。
・シンプルにピヴォ当て、高い位置の味方にパス
・以上がダメな時は2人組の関係を築く。
【ディフェンス】
この練習は以前の「2対2+2ピヴォ」とは異なり、
オフェンス側はピヴォ当をしたら直ぐに逆のサイドのピヴォを攻める事が可能なので、
フリーズしないで直ぐにディフェンスラインを構築する。
①ディフェンスラインの構築
・自分達のディフェンスラインを一発で突破されないように
コースを切る(※ピヴォ当てのコース等)
・1stディフェンスがプレスをして相手のプレーエリアを縮小させつつ、
2ndディフェンスがカバーリングを行う。
余談
この練習は人と状況が目まぐるしく変わる練習で、
ディフェンスラインを構築しなければ永遠にディフェンスが不利になります。
またディフェンスラインを構築されると逆にオフェンスが不利になります。
ディフェンス、オフェンスで「判断」が上手くいかない人は、
「判断」の前の項目を考えてみましょう。
「判断」をするには何が大切でしょうか?まずはここから整理していきましょう。
「判断」をするには「状況把握」をしなければなりません。
「状況把握」をするには何が大切でしょうか?
「見る」事ですね。
上手くいない時はまずは「周りを見る」作業から初めてください。
周りを見る事によって状況を判断する事が出来ました。
しかし・・・
「行動に移すまでが遅いです。」
「上手く行きません。」
「前よりも下手になった…」
これは全部 自分の中で上手くなる作業が働きかけているサインなので、
安心してください!
それが以前にお話した「心を理解する」の話です。
考えてなければ上手くなれません。
考えているうちは上手くありません。
状況はある程度パターン化されています。
「この状況はこれ」「ここはこう」とその状況をみて、
考えず感じて(オートで)で行動出来る様になれば、
実行までの速度は格段に上がります。
また、この「2対2+2ピヴォ」と今回の「2対2+2ピヴォ改」で
思い知らされたのは・・・
「ピヴォ当てをされると厄介」な事だと思います。
せっかくディフェンスラインを構築したのに「ピヴォ当て」をされると、
そのディフェンスラインが無になります。
思い知らされた人は試合中でもシンプルにピヴォ当てを狙ってください。